20160409.SAT
SL950のアウターケーブルが余り過ぎて早いところコラムをカットしたい、でも一度カットするとアロンアルファで付けても元には戻らないので少し慎重になります。

SL950はサドルとホイール以外、パーツは完成車のままで、何となくこんな感じというレベルでフィッティングしていました。
ここいらでちゃんとサイズを数値化したいのと、1つのお勧め指標値を知っておきたかったので、感覚ではなく数値化目的であるY'sのバイオレーサー5000を受けてきました。





実施店舗はここでチェックして、最終的に渋谷本館にしました。
いずれバイオレーサープレミアムもと考えると、新宿本館か渋谷本館かなと。 
バイオレーサー5000では基本的にマシンを使ってサイズ調整をするようだけど、ロードバイクは持ってきて欲しいとのこと。そうなると雨が降ったら行けないので、天気予報をみてから予約。


数年ぶりの渋谷だけど、地図で見ると目黒川から近いではないですか!
というわけで、早めに出発して先に目黒川の桜を観に行ってきました。
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さすがに先週末が満開だった上に雨も降ったので大分散り始めてましたね。
これはこれで風が吹くと文字通り「桜吹雪」を堪能(^^)
なぜか柴田淳の「花吹雪」を思い出しました。
満開の時には自転車では通れないぐらい混んでるだろうから、これはこれで良かったのかも。
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20分ぐらい寄り道しつつ11時過ぎにはY's渋谷本館へ。
初めて渋谷本館に入ったけど、やはり場所柄的にクロスバイクメインな売り場でしたね。
ここでバイオレーサープレミアムまで提供しているのは、おそらく店内の広さ的なことでしょうか。バイオレーサーはある程度場所を占めるようだし。


最初にフィッターの方からロードバイクをどう使っているか、どういうふうに走っていきたいかなどヒヤリングを受けます。バイオレーサー5000は身体のサイズから理想的な数値を出すまでの内容ですが、サイズ決定の目安として3種類あります。
 ・コンペティション
 ・スポーツ
 ・コンフォート

ざっくりと、コンペティションはレーサー向けで、コンフォートは短距離ポタリングメイン、スポーツはロングライドやヒルクライムなど両者の中間な位置付け。

自分の用途はこんな感じ。
 ・レースに出ない
 ・ロングライド(200kmぐらいまで)
 ・ヒルクライム
 ・平坦35km/hで巡航目指したい(今はできない)

間違いなく区分けは「スポーツ」だと思っていたら、お勧めされたのは「コンペティション」でした。
35km/hを目指す点で前傾を深くする方が効率的とのこと。30km/hを越えると推進力の60%以上は空気抵抗に費やされるそうです( ;∀;)「スポーツ」は30km/h前後がメインになるそうで、基本的に「コンペティション」と「スポーツ」の違いは「前傾の深さ=ハンドル落差、ハンドル距離」なので、理想値が厳しかったら落差を抑えればスポーツに近づくようです。

そういうことなので、とりあえず「コンペティション」で出してもらうことにしました。


次に身体のサイズ計測です。
股下長とか自分で計ったことしかなかったんですが、今回計ると何と20mmも長くなりました!
ロードバイク向けの計り方では実際の乗車を想定する計り方になり、想像以上に計測機の棒を股に食い込ませるのです。計測機が丸い棒なので余計に食い込む感じがありました。(*'ω'*)
これは一人ではちょっと出せないかなと。

他に、腕の長さ、肩幅、胴の長さなどを計ります。
フィッターの方がそこから理想サイズを出すまで15分ほど掛かるので、店内をブラブラして待ちます。


店内ではちょうどフィジーク販売員がシューズ促販にきていてフィジークの新しいシューズをフィッティングできるということで、今は買わないけどせっかくなので試着してみました。
カーボンソールはいらないしコスパ的にも「B4 UOMO」が狙い目かな。
41.5だと右足はOKでも左足は指先がちょい当たり、今履いてるBONTRAGERと同じ42が丁度いい感じでした。多少ベロが気になるかもしれないけど、切込みを入れれば問題ないでしょう。このモデルからラストは世界共通になったけど締め方が大きく変わったらしく、自分の足型では横幅が狭いとか感じませんでした。
BOAがBONTRAGERと同様に、締める緩めるの両方向を1クリックずつ調整できるようになったのはイイですね。


さて、バイオレーサーで出てきた数値に驚き(@_@;)
一言で言うと、今よりかなりハンドルが低くて遠くなる。
サドル高とか低めだったのである程度は予想していたけど、今より28mm高くとか、落差も117mmとか(^^;
ま、これはあくまで理想値なので、実際にはその人の柔軟性や筋力(特に体幹)の度合いで変わってくるし、特にハンドル落差は体幹で支えられる筋力有りきでの数値です。
トップチューブ長からはもう一つ大きめのフレームサイズが合っていると出てましたね。
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理想値を設定したフィッティングマシーンに跨ってみたところ、当たり前だけどハンドルが遠かったです(^^;
今の筋力では間違いなく維持できないでしょう。理想値ですから。
数値で意外だったのは、BB-サドル先端の所謂「サドル後退幅」でした。
家で膝から紐を垂らしてだいただい合わせたつもりだったんですが、ちゃんとレーザー計測機で計ると後退量が全然足りていませんでした。つまり膝的には前乗り傾向になっていたわけです。
今までも太腿が疲れたことは無いんだけど、より効果的に臀筋とハムストリングを使えるようになるとか。


いろいろフィッターの方と話をして、いきなり全部の箇所をいじるのは身体が変化についていけないから、徐々に換えていきましょうと。
1と2はほぼセット。
 1. サドル高
 2. サドル後退幅
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これ以降は、筋力と柔軟性と相談
 3. ハンドル落差
 4. サドル-ハンドル距離


サドル高を上げると自然とハンドル落差もつくけど、数値からは少し低めの680mmなら落差80mmでクロモリ車と同じ程度だからいけるでしょう。
サドル後退幅はサドル高を上げて、サドル前後を限界ギリギリまで引くことで、数mm足りない程度まで持っていけそう。ただ、あんまりサドルレールの端に取り付けると、サドル本来のクッション性を発揮できない気がします。それに、サドル高を下げるほどサドル後退幅が減ってしまうので、できればセットバック量が多いシートポストに換えた方がいいかもしれません。


フィッターの方からは骨盤をどう使うかで、臀筋やハムストリングの筋力を効果的に使うことができるなどのフォームの話もありました。理想値とはいえ数値化しておくことで1つの明確な基準点になり、そこから自分なりに調整をしていくことで沼に嵌りづらくなるし、自分でも把握し易くなる点で大切かなと感じました。他の自転車へも数値で同じセッティングにできる点も強みでしょう。

もっと早くやっておけば良かったなと、しみじみ思いました。


とりあえず、明日にでもサドル高とサドル後退幅を変えて乗ってみましょうかね。